B'z「Liar! Liar!」を好きな理由

この世は、嘘に満ちている。

嘘をつかれて傷ついたり。
自分の嘘に自己嫌悪とか。

「嘘だ!」
と気付いても、たいていの場合は、相手にそれは言わない。
ただ黙って、相手と距離を置く。

「嘘でしょ?」
「どうしてそんな嘘つくの?」
「本当は〇〇 なんでしょ?」

等という会話が成り立つのは、ごく限られた、親しい間だけでのコトだと思う。
深い信頼関係がなければ言えないコトだよね。
そう聞けること自体、ある意味幸せなのかもしれない…


「Liar! Liar!」
の歌の中の『僕』も、オマエの嘘に気付いて、頭の中でぐるぐると、いろんな言葉が渦巻いている。
「突っ込んじゃうぞ」とか。
「うたぐり深いやつになっちゃったのは オマエのせいでしょ。」とか。

でも。
オマエに、伝えただろうか?、自分の思いを。

伝えてないだろうな。
と、私は思う。
結局何も言わずに去っただろうな。

そして、「オマエ」は今でも、自分の嘘がばれたことすら気付かずに、何の傷もつかずに、ダンナと仲良く暮らしてるんだろう。


ところで。
「オマエ」は僕に、どんな嘘をついたんだろうかね?
結婚してるコトは、言ってあっただろうね。
そうじゃなきゃ、街で見ただけで男が「彼氏」じゃなくて「ダンナ」だって、分からないだろうからね。

『夫とは冷え切ってるの。ヒドイ夫なの
  夫と別れてあなたと一緒になりたい。私を助けて。』
そんな所かな~。
それを真に受けて、必死に彼女のために、アレしたりコレしたりと尽くした日々があって。
彼女を救うのは僕だと、張り切りまくり。


ある日偶然に、仲の良い2人を見てしまい、全てを悟る…

遊ばれてた?
利用されてた?

「談合社会」
という言葉まで出てくる2番。
この曲の、一番のポイントにも感じる、強い言葉だわ。
『僕の知らない所で話がついてるこの世界…。』
ってコトだ。

この言葉から連想するに。
『オマエとダンナも、僕のいない所で、僕のコト話してたんじゃないか?』
という想像をしたのだろうな、と思う。
オマエと、ダンナの、談合…。

「この頃、しつこい男がいるのよ。勘違いして付きまとって来るの。」
「あんまりからかっちゃダメだぞ。」
夫婦の寝室でクスクス笑いながら交わされる、そんな会話を、一瞬にして想像しちゃったんじゃないかな。
うわ
ツライ。

最悪の、屈辱感。
この世から消えてしまいたいほどの、恥。



でも。
もしかしたら、この世なんて、どこもそんな物で。
みんなそんなルールを充分心得て生きてるんじゃないか。

嘘ついたり、だましたり、を、当然のこととして、むしろ楽しんで生きてるのか?
自分だけ、『生き方』を、知らなかったのか…???
世の中のルールを、自分だけが知らなかった…?



自分だけが『おいてけぼり』の、この感覚。
オマエだけじゃなく、世界中の人間に笑われてるかのような疎外感。
自分一人がバカなのか…。
自分だけが甘いのか…。


でも。
よく考えてみると。

愛してなければ、オマエの嘘に傷つくコトもない。
自分も遊びだったなら、オマエの嘘を知ったって、笑っていられる。
自分も嘘をついていたなら、五分五分なのに。


そう考えるならば。
自分の怒りや絶望を生み出したのは、『オマエの嘘』ではなくて、『自分の、オマエへの愛』なわけだ。

愛してるから、傷つく。
愛してるから、悲しい。


オマエが悪いんじゃなくて。
オマエを愛した自分のせいだ。


結局。
どれほど愛してたかに気付くだけ。
やっぱり愛してる。やっぱり愛してる。

自分が今までやってきたことは、「オマエ」を幸せにしたい一心でのコト。
それが、茶番だったとしても。
それが、お笑い草だったとしても。
僕はずっと、オマエの幸せを願ってたんじゃなかった?


なんだ…。

僕が何をしなくても、オマエは幸せだったんじゃん。
オマエを幸せにするのが、僕じゃなかった、ダンナだった…。
 ってだけじゃん。
オマエが嬉しそうに笑ってるなら、それでいいじゃん。
その笑顔を、僕も望んでたんだから…。

僕にできるコトは、もう、連絡しない、会わないことだけ。
面と向かってオマエの嘘を追及しようなんて、無意味なコトだな。


愛する人がハッピーになりゃそれでいいや。

結局これが、本気で愛した人間の、本音。
オマエの不幸を願えたら、ラクなのに。
それでもやっぱり、幸せを願ってしまう。
自分が祈ったところで、オマエにはもう、どうでもいいコトなんだろうけど…。

愛するコトの絶望と、裏切られた人間の孤独。
出口のない疎外感。
悲しい歌だな、と思う。



これが私の、「Liar! Liar!」を、好きな理由だよ


B'z song
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こぶりんぼ

Author:こぶりんぼ
4人の男児の母です。
長男次男は大学進学のため、家を離れました。
残るは中学生一人、小学生一人。
B'zを溺愛する母の、日々の徒然です。
よろしくね。

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