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B'z  「ザ・マイスター」


2013.12.9
の記事


「ザ マイスター」
について、延々と語る冬の日

というタイトルついてた。






震災後に出されたC’monというアルバムは、癒しの色の強いアルバムのような気がする。
震災前に作られた曲がほとんどだと聞いたけれども、不思議と、優しく、懐かしいイメージのアルバムだ。


そんな中で、この「ザ・マイスター」は、ノリがよくて、盛り上がれる曲なので、
「大好き」
という方も多いと思う。
ライブでも、とても大切な歌われ方(ってっゆうかなんてゆうかッ!?)をしていたよ。


初めて「C’mon」のアルバムを聴いた時。
「C’mon」や「命名」はもちろんながら、この、「ザ・マイスター」で、思わず号泣してしまったのが、今となっては懐かしいッ!

その良さについて、今日は思いを巡らせてみたい。
長くなりそうなので(ヒマだから)、目次を立てて、分けてみようぞ。
  うふふ~~。初めての試みだわ。


 目次 1、雨ニモマケズ
    2、Actionと挫折
    3、「ここから」と言葉




1、雨ニモマケズ


この曲を聴くと、宮澤賢治の「雨ニモマケズ」を、思い出してしまう。

子供の頃、初めて「雨ニモマケズ」を読んだ時、全然好きになれなかった。
「説教臭いな」
と、思ったのだね
道徳の授業みたいだな、と。


少し成長してから、この詩が、読者や他者に向けられて書かれたものではなく、賢治の手帳に書かれているのが、死後見つかったものだと知って、スゴイ衝撃を受けたのを覚えている。

ただひたすらに、自分に向けて書いた言葉だったのか…。

と、知った時に、初めて賢治の偉大さと、優しさと、孤独に触れた気がしたものだ。
なんて厳しい生き方を、自らに課したのだろうか、と。


この「ザ・マイスター」も、同じだと私は思うの。
「くり返せ」とか、「笑え」、「学びまくれ」
と、命令形が多いけれども。

それは全て、自己に対する命令だ、と。


なぜそう思うのかというと、他の曲に比べて、ひたすら厳しいんだよね。


同じアルバムの、
「デッド・エンド」には、
「夢を無くして戸惑うのも、アリだよ。」
という優しいメッセージがある。

「Don’t Wanna Lie」
も、内省的な歌だけれど、「かもね」という言葉遣いが優しい。


どちらも、自己に語りかけて、鼓舞する形はとってるけれど、聴く人に、
『でも、君はもう、頑張ってるよね。』
『キミならできるよ』
というような、温かい後押しをしてくれる要素がある。

「Magic」の中の「Freedom Train」等も、命令調で厳しいメッセージをくれる。
けれど、「君の自由」などという語が出てくるからね。
基本は「語りかけ」だと思うし、そこが魅力だと思う。



そんな感じに、最近の「人生どう生きるべきかsong」を並べてみても・・・。


「ザ・マイスター」の歌詞は、どこかしら、圧倒的な気がするの。


逃げ場もないし、「キミ」も不在。


つまり。
あくまでも、
自分に言い聞かせ、自分に命じ、自分を追い詰めるための歌…。

という風に聴こえて仕方がない。


そこが、死後に発見された手帳に書かれていた「雨ニモマケズ」を、連想してしまう所以だと思う。



賢治の、他者に奉仕し、他者を救いたいと願った生き方は有名だし、童話にも現れてる。
そんな賢治が、自己にはどれほど厳しかったのかは、知るほどに泣けてくるのだけれど。
…稲葉さんも、同じ匂いがする…。



他者には、許しと優しさを。
自己には、厳しい鍛錬を。


というB'zの生き方自体を体現してる歌詞だなあ~~。
と、いつもしみじみ思う。
「pray」からも、伝わってくるわね。そんな思いは。
「pray」にあるのは優しさであって、厳しさじゃないけれど。




2、Actionと挫折

歌の冒頭に、「action」という語が出てくる。
ここに意味があると、私は思う。
つい数年前に、出したばかりのアルバムの題名を、無意識に使うはずはない!
と、私は思うの。

「ACTION」は、スランプの中、何度ももがいて、やっと世に出せたアルバムだと言う。
先日の六本木ライブでも、オープニングからして、ACTIONからの選曲だった。
大きな意味を持つアルバムなんだと思う。

その題名を、「語呂がいいから」的な理由で、簡単に使えるだろうか?
稲葉さんには、できないのじゃないかな、そんな無邪気は。


そう考えると、「ザ・マイスター」という曲が、ACTIONと、C’monを、繋ぐのかな、と。
しかも、間に「MAGIC」を挟んで。


ACTIONのテーマは、

『どんなに今が暗闇でも、光を求めて、半歩でも、行動しようよ。
 その行動が、必ず、何かを生み出すよ。
 誰も見てくれなくても、未来の自分が見てるから。』

というようなことだったと思う。

ライブのMCでも、そんなコトを語ってた。


・・・でも。
人間は弱いもの。
「そうだ、頑張ろう」
と思って、始めたactionを、いつの間にか、やめてる。
いつの間にか、自問自答の渦の中に呑まれて。
いつの間にかまた、言い訳ばかりして…。


暗い暗い毎日の中、やっとのことで、手探りで、道を見つけ。
よし、これだ、と。
これで頑張って行こう、と。
エナジー満ち溢れ始め、頑張り始める!!

OH!
頑張り始めたら、思ってたより、世界は広がってゆく…。
これが「MAGIC」?
必死で踏み出した半歩が、魔法をおこす…?
自分はこのまま頑張れるのか?


と、思ったけれど。
情けない自分がいて。
いつの間にかまた、暗闇へと落っこちそうになってる自分がいて。

あえなく挫折…

頑張るけれども、状況が苦しかったり、運命に巻き込まれたりと。
生きてれば色々だ。

そんな、『「action」を、起こしたけれども、うまくいかないコト』が、人生にはある。

私にもあるし、誰にもある。
きっと、稲葉さんにも、松本さんにも、いっぱいある。


そんな弱い人間の悲しい挫折を、癒したり、『君だけじゃないよ』と寄り添ったりしてるのが、「C’mon」というアルバムじゃないかな、って気がする。


その中に在って、「ザ・マイスター」だけは、そんな自分をひたすらに叱咤し、立ちあがらせる曲かな、と思う。
「苦しめ。」
「苦しくても、笑え。」
「垢にまみれろよ。」

ってね。

なんで、この曲で泣いたのかは、今なら分かる。


この曲を、初めて聴いた頃。

震災後で、心が疲れてた上に。

13年ぶりに教壇に立ち、毎日が自己嫌悪の連続だった
そもそも、人前に立つことの苦手な内気な人間だった私が、なぜ、わざわざ進んで、生徒の前で偉そうに話さなきゃならないのか。
なぜこんな道を、自分は歩いてるのか。
と、自問自答してた日々だった。


その私が、心から求めてたのは。
優しい励ましでもなく、「キミは頑張ってるよ」という共感でもなかったんだ。

「懸命に生きるのなんか、当たり前だろう。
 始めたなら本気出せ」

という、ひたすら厳しい叱咤だったんだね。


目を覚まさせてもらった。

「ツライ」と思ってた久しぶりの仕事。
「楽しい」と思えるまで、頑張りぬかなければ。
と、そう思えた。


今、頑張れてる、原動力だね。



3、「ここから」と言葉

この曲の中で、ひっかかりがある部分が。
「がんばりますとか 努力とか そんな言葉は今はいらない」
という部分。

『言葉じゃなくて、行動で示せよ。』
というコトなんだろうけれど。

それは分かる。


でもね。
考えてみれば。

「頑張りますとか努力とか」
を、表現を変えて伝えるのが、『歌』というものの役目だよね?
ある時は、ユーモラスに。
ある時は切なげに。

恋愛だったり、自分の人生観だったりと、状況は違っても。
「頑張ってね」という思いは、ほとんどの歌に共通する思いなはずだ。



稲葉さんは、25年間、歌詞を書き続け、それをメロディに乗せて、歌ったり叫んだりしてる。
「言葉」と、向き合い、「言葉」を届けて生きてる。

「言葉はいらない」
と言ってしまったら、何が残るんだろう…。


「SUPER LOVE SONG」の2ndに、「ここから」という曲がある。
その中で、
「間に合わせの言葉で 埋めつくされた 死んだ歌
 そんなものばかり 必死こいて 歌っていたのかもしれない」
という、衝撃的な歌詞がある。

自分の繰り出す「言葉」への、懐疑・・・??

自分で自分の言葉が信じられないと言う、悲劇。
だけど。
言葉で生きて行くしかない、人生。

そんな中で、悩み、もがいていたのかなあ~~、と思う。
これも、「ACTION」の頃の歌だ。(入ってないけど)


SUPER LOVE SONG自体がね、そもそも、そんな感じだよね。
「一度でいい、歌ってみたい」
ってコトは、
「自分はまだ、歌えていない」
という自覚の吐露だものね。


「言葉より、行動」と感じるのは、確かに、普通の人間の普通の感覚だろう。

 
でも、25年頑張って「言葉」と格闘してきた稲葉さんが、自分の言葉に疑いを持ってしまったら。
それはどんなに苦しいことだろうかと思う。


「ここから」も、「ザ・マイスター」も。
そんな苦しみを、乗り越えろと、言ってるんだろうな。
自分に向かって。


私も、とにかく、今の自分の『場』の中で、

苦しくとも笑える大人
年をとってこそ、誰からでも学べる大人
汗と泥にまみれても、本当の言葉を探せる大人

に、なりたいな、と思う。

そして、それはとても難しい。



以上で、「ザ・マイスター」への思いを、終わりにします…。
かなり独りよがりだけれど。
モヤモヤと心で思ってたことを言語にできたので、自分的には嬉しい!!

でも。
読んで下さった方には、地獄のような長さよねえ~~

今まで書いた記事で、最長かしら~~~。
果たして、最後まで読んで下さる方がいらっしゃるのか…
  い、いないと思うわぁ~、さすがに

もしいらっしゃったら、ホント、ゴメンなさいねぇ~~。
てゆうか、
本当に、ARIGATO☆

自分で読み返すのも、苦しいものがあるわ…
しかし。
誤字くらいは、チェックしないとだわぁ~~。

思い入れが強すぎると言うコトは、
  誠に、鬱陶しくて、厄介なものだ
と、我が身を見て、思い知るわ


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プロフィール

こぶりんぼ

Author:こぶりんぼ
4人の男児の母です。
長男次男は大学進学のため、家を離れました。
残るは中学生一人、小学生一人。
B'zを溺愛する母の、日々の徒然です。
よろしくね。

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